蠍座のビューティは、少し影のある、意志のあるムードが似合う。艶を湛えたベリーリップ、スモーキーにぼかしたアイライン、そして夜にきちんと時間をかけるスキンケア。およそ10月23日から11月21日生まれの不動宮・水のエレメントである蠍座には、オックスブラッド、ブラックチェリー、深いオーベルジーヌがことのほか映える。
| 蠍座のシーズン | 10月23日〜11月21日 |
| エレメント&モダリティ | 水、不動宮 |
| 伝統的な支配星 | 火星 |
| シグネチャーカラー | オックスブラッド、プラム、漆黒 |
ダークサイドを味方にする、大胆なメイクアップ

遠慮がちなベージュのワントーンで済ませないで。蠍座に似合うパレットは、メルロー、レーズン、黒みを帯びたプラム、使い込んだレザーのような赤みブラウンにある。まぶたにバーガンディのクリームシャドウをのせ、上まつげの際にエスプレッソ色のペンシルを入れる。くっきり跳ね上げるより、小さなブラシで輪郭をふわりとぼかすのが正解。
夜なら、サテンの黒いスリップドレスにMACの「Diva」、または青みを含んだワインレッドのステインリップを合わせて。目頭にピューターやガンメタルのクリームシャドウを少し置けば、キャンドルの光をさりげなく拾う。フェスのラメのようにならないのもいい。ベースは素肌感を残して。顔全体を強くするより、ひとつだけ主役を決めたほうがずっと惹きつける。
肌を整える、夜のスキンケア習慣

バスルームでのケアは、誰にも急かされない時間にしたい。照明は少し落とし、厚手のコットンローブを羽織って、使う順にアイテムを並べる。夜はクレンジングバームで日焼け止めとマスカラをゆるめてから、やさしい水性クレンザーで洗顔を。街のほこりを浴びた日や、アイメイクをしっかり楽しんだ夜には、このダブル洗顔が頼りになる。
取り入れる美容成分はひとつの軸を決めて、しばらく続けること。ヒアルロン酸美容液は湿り気のある肌になじませると、ふっくら感が出やすい。レチノイドは夜だけにして、少しずつ始める。寒くなったら、セラミドクリームで締めるのが堅実だ。濃密なバームのテクスチャーは蠍座のドラマティックな気分に合うけれど、皮脂が出やすい肌やニキビができやすい肌なら、フェイスオイルよりダークガラスのジャーに入ったジェルクリームのほうが心地よいかもしれない。
毛穴の詰まりが気になるなら、週に一度だけクレイマスクをTゾーンに。顔全体を乾かしてしまう必要はない。日曜の夜の保湿シートマスクと清潔な枕カバーは、5種類のアクティブ成分を重ねるより、月曜の朝のツヤに効く。
惹きつける香り
蠍座のフレグランスは、手首の近くに静かに残り、相手がふと近づいたときに初めて存在を明かすくらいがいい。洗いたてのリネンのように明るいフローラルより、アンバー、インセンス、サンダルウッド、サフラン、パチョリ、ダークローズを探して。Maison Margiela Replica By the Fireplaceは、燻した栗のような香ばしさが魅力。Diptyque Eau Duelleなら、バニラをよりダークでスパイシーな方向へ連れていける。
香水はムエットではなく、必ず肌で試して。決める前に一時間は待ちたい。うなじ、ひじの内側、ウールコートの裏地にひと吹き。樹脂系のノートを含む香りは一日のなかで表情が変わる。その移ろいこそ、部屋の向こうまで香りを放つタイプより蠍座らしい。
健やかでエネルギーのある暮らし
濃密なムードを楽しむには、基本のコンディションを整えておくこと。食事にはダークベリー、ほうれん草、くるみ、サーモン、オリーブオイルを取り入れ、水筒は手の届く場所に。水分不足の肌を、また一枚マスクを重ねて救おうとしないで。アイデアがもっと欲しいなら、食事に関する記事もチェックして。
夜のペパーミントティーやルイボスティーは、仕事モードからスキンケアへ切り替える小さな合図になる。カフェインで眠りが浅くなるなら、午後3時以降の2杯目のエスプレッソはお茶に替えて。むくんだ目元に必要なのは、高価なコンシーラーより、たいてい良質な睡眠だ。
自分をいたわる小さな儀式
水のエレメントの星座は、文字どおり水に触れることで整いやすい。10分の入浴、ユーカリの蒸気を楽しむシャワー、シャンプー中の丁寧な頭皮マッサージ。ラベンダーのバスオイルを数滴たらし、チャコールグレーのタオルを使って、スマホはバスルームの外に置く。凝ったウェルネスの演出が目的ではない。一日の流れをきっぱり断ち切るための時間。
地に足をつけるための小物として、磨いたオブシディアンをベッドサイドに置いたり、シンプルなシルバーリングに留めたアメジストを身につけたりするのもいい。ゆっくりしたヴィンヤサヨガ、夕食後に近所をひと回りする散歩、ノートに向かう静かな10分。会話のひとつひとつを何度も反芻してしまう蠍座の癖を、少しやわらげてくれる。
仕上げは、自分だけの美しさを見せること
蠍座らしいルックは、ひとつ明確なポイントがあるときにいちばん映える。ブラックベリーのようなリップ、艶のある黒ネイル、ミッドナイトネイビーのベルベットジャケット。主役はそれでいい。やわらかなカシミアニットと、何も塗り込みすぎないツヤ肌なら、ダークなリップもコスチュームではなく、意図のあるスタイルに見える。
完璧さより、まとっている空気を大切に。メイクアップとスキンケアは、もっと削ぎ落としてもいい。触れたくなるテクスチャーと、少し秘密めいたムードを残して。良いクレンジングバーム、優秀なマスカラ、忘れられない香りをひとつ。
FAQ
蠍座にはどんなメイクカラーが似合う?バーガンディ、プラム、オックスブラッド、チャコール、ピューターは、蠍座らしさを引き出す色。ワインリップにやわらかなブラウンアイのように、リッチなカラーは一度にひとつを主役にして。
蠍座におすすめの香水は?蠍座には、アンバー、サンダルウッド、インセンス、パチョリ、ダークローズなど、温かみがあり影を感じるノートがよく似合う。これらは数時間かけて香り方が変わるため、必ず肌で試してみて。
蠍座のスキンケアルーティンは?クレンジングバーム、やさしい洗顔料、美容液ひとつ、バリア機能を支える保湿剤というシンプルな夜のケアから始めるのがおすすめ。毛穴詰まりが気になる場合だけ、クレイマスクを控えめに加えて。